実際には5mm厚の幅50mmのマホガニーを3層で張っていきます。
1層目は斜めに張ります。裏側(船内)から見た写真です。
1枚1枚は薄くて小さな板材ですので比較的張りやすいのですが、普通は幅100mm板を張っていくのですが、今回は50mmと言う細幅で張っていきます。
それでも所々で間隔が一定でないので調整用の板を使います。
この方法の方が早く進み、船体型との馴染みも正確にしていけます。
かなり1層目が出来上がってきました。
この1層目はタッカーのシングル刃を使用して型のストリップ材を貫通させてあります。
そうすることで後から内側からタッカー刃を抜き取ることが出来ます。ただタッカーだけでは張りきりませんので、実際にはかなりのトラスビスを使い、2層目を張るときに抜き取っていきます。
スターンの角張ったレース艇ぽい船体の形がはっきりと見えてきました。
全体にはほぼ1層目が終了し、調整用の隙間が大きく見えます。
調整用の隙間も綺麗に埋まり、1層目が終わりです。
非常に綺麗なスムーズな船体全体が見て取れます。キールとの接続面も大きく取り、より軽く強い船体になっていきます。