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あまり長い材よりも短いぐらいのほうがメリハリが出て綺麗に見えます。

スターン部分も幅は狭いですが、逆に目立つところで、バウと同じように美しく見てもらえる部分でも有ります。

コーミング部分は全体を張る前に事前に張っておきます。

このコーミング部分との隙間は1枚づづ丁寧にエンド加工をしています。

フォアデッキは最もチークデッキの美しさが表現できる部分です。

左右対称で1枚づづ切り込みで合わせていきます。根気の要る仕事ですがビルダーの腕の見せ所でもあります。

面積的には半分以上張り終えましたが、エンド加工部分はまだ1/3も終わっていません。

かなり進んできましたが、左右を対象として施工するため、多くても片側は3枚でとどめます。

やっと残り1/3となりましたが、まだまだ最後まで気の使う箇所です。

フォアもサイドもすべてのチークデッキ張りが完了しました。

とても高価なデッキですが、FRPだけのデッキとの差は1度チークデッキのヨットに乗るとその違いにやはり高価な分良いと解るのです。

最近のFRPヨットに張られている突き板合板のチークデッキが5年で無残な姿になり、それがチークデッキだと勘違いされ、チークのデッキを良いと思われない方が増えているのにはとても寂しく感じます。

最近家の建築で「柄が揃っていない!」と無垢板を使ったら怒られた。 と言う笑うに笑えない話をいっぱい聴きます。

接着剤のシーカ298の硬化には当然時間がかかりますし、曲げながらの接着ですので、基本的には25cmピッチでステンレスビスを使って固定していますので、すべてのビス穴をチークの埋め木を使って塞ぎます。 埋め木はチークの目に合わせてエポキシ接着剤併用で丹念に打ち込みます。

埋め木も足立ヨット造船独自の円錐型でしっかりと打ち込むことが出来ます。

デッキ作業の最後は継ぎ目のコーキングです。

すべて黒色のシリコーンを使っています。 シリコーンは少し断面が減りますが、プライマーを併用することでしっかりとチークとも接着でき、固まってからも弾力が大きくシーカの290DCより弾力があるので、結局はくりも起こしにくく、最も安価で優れものだと思います。

シリコーンは世界で日本が1番安いのですからとても助かります。