WOODY 82 ケッチ クルーザーヨットの建造記
窓と言っても、ヨットの場合必ずと言っていいほど天井にも窓が付きます。
時には物の出し入れだけではなく、人も出入りするのです。
場所によってはただ単に換気や明かり取りだけではなく、人の出入りも出来ることを考慮して作ります。
今回のWOODY82ケッチはフォアとメインの両方とも人が出入りできるスカイライトハッチとしました。
リューマから初めてプラスチモ製に変更しました。リューマハッチは良いのですが、ただ1つ90度以上開閉するとストップが掛からず一気に倒れてしまうと言う問題が解決されないのでプラスチモに変更しました。
チークの枠の大きさはほぼ一緒なので、すでに何個も作ってある枠を心配することもなく施工できました。
施工はチーク枠が厚くて頑丈ですから余裕を持ってビス止めだけで十分な強度が出ます。
FRPヨットの場合はデッキの厚みがないためボルト施工をしてあるヨットも見かけます。
メイン用は正方形で、フォア用は少し前後の短い物を使いました。
チークの枠とマホガニービームはニス仕上げで、船内は心が安らぐ仕様になっています。
サイドのコーミング用角窓です。
木造ヨットの特権である真鍮製の窓です。やはりFRPヨットにはなかなか合いませんが、WOODヨットの特権です。
細かく調整して取り付けます。角窓は斜めに作られているので、内と外の取り付けはビスになります。
角窓に合わせて切り抜きます。
丸窓は斜めに作られていないので内と外を1本のボルトで固定します。
斜めでないために水がたまると言う欠点もあるのですが、溜まっている間はパッキンがしっかりと効いていると割り切りましょう。
でも実際は直ぐに無くなります。少し船が揺れたら直ぐに無くなるのです。
角窓も丸窓も外枠は別物になっていて、コーミングの厚みに対処できるようになっています。
角窓も取り付け完了です。
左右各2ケづつ角窓と丸窓を使用しました。
一時USAで作らないと言う話も出たのですが、足立ヨット造船の使用量で継続製作が決まったようです。
あー良かった